📕 日記

2022-03-01 18:42:00

- 百余級の多き

『学問のすすめ』でも知られる福沢諭吉先生、旧藩情という武家社会の格差問題にメスを入れた現代にも充分通用する書籍があります。身分毎に分けるとその数の多いこと、しかるに大別すると上士は下士の三分の一に過ぎない。数の少ない上士という身分の者たちが治めるこの世界、上士と下士でいったい何が違うんじゃら?と中津藩出身の諭吉先生だったら言ってたかもしれません。知らんけど。

”一、人の世を渡るはなお舟にのって海を渡るがごとし。舟中の人もとより舟と共に運動をともにすといえども、ややもすればみずから運動の遅速ちそく方向に心付こころづかざること多し。ただ岸上がんじょうより望観ぼうかんする者にしてはじめてその精密せいみつなるおもむきを知るべし。”

旧藩情緒言  / 福沢諭吉(著)

さて、そんな格差社会に疑問を感じた諭吉先生が発見したのが、上士と下士とでは「学業に差」があるということでした。知を蓄え、教えを学び、豊かな人間になろうぜ!と言って大学まで作ってしまいました。これは日本の学校教育を受けた方なら一度は聞いた事がある内容ですし、知ってるからと自慢できるようなものでもありません。世界中の全ての人々が豊かになるための教育を受ける権利は平等でなければなりませんが、残念なことに平等ではありません。

『学問のすすめ』いろいろと意見が分かれる一冊かもしれませんけど、世界にはまだまだ必要とされる一冊だと思います。当たり前の教育を受けていたら、学問を武器に変えて人を攻撃するようなことにはならないと思います。

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京都アーユルヴェーダ
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