📕日記

2022-12-19 18:08:00

学童時代

”九歳の時、母は女児を出産した ー 母が、ひどくつまらなく見える小さな生き物を差し出した。それは老人のように赤くしわだらけの顔をしていて、目は閉じており、恐らく仔犬くらいしか目が見えないのだろう。私に示されたそれは猿のつもりだったのだろうか。”

”私が十二歳の時、母は、かねてより招かれていたとろこへ私が出かけようとする時、あらゆるよい忠告をしようとして私を追いかける不愉快な習慣をもっていた。私は、人前で自分のなすべきことや、対面上の威厳を感じていた。「パパやママからよろしくってね。鼻を拭きなさい、ハンカチもった、手はあらった」等々と叫ぶような、不名誉なことを路上の人達にきかれるのは、私にとっては屈辱だった。”ーユング自伝

 
ユングの回想は2,3歳から始まります。皆さんは何歳ころまで記憶を遡れますか? 私がはっきりと覚えているのは2歳くらいの時、テーブルの上に座らされて左手にペンみたいなものを握っている時ですが、感情などは記憶にありません。左利きの私の次の記憶は3歳から5歳くらいまでです。

これまでの人生の中で、最も社交的な時期でした。当時は面倒くさいこともあり下着パンツを履くという習慣があまりなかったのですが、それを目ざとく見つけた、そういう時だけ強気になれて声がデカくなる近所のガキが「あ~ノーパンや!こいつノーパンや!」と、恐ろしく彼を喜ばせてしまいました。

う~ん、ユング少年も面白いですね。彼を語るうえでのキーワード「秘密」が、既に2,3歳で育まれていることにまず驚きます。2巻も買ってこないとw
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京都アーユルヴェーダ
ルードラ・アロジアム・ジャパン
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