📕日記

2023-01-06 22:35:00

ベートーヴェンと禅

オーケストラの為の交響曲、長編小説のように交響曲も第一楽章から始まります。ベートーヴェンは生涯で九つの曲を書きました。第九はその最後の交響曲で、ベートーヴェンの交響曲は世界を圧倒するとまでいわれているそうです。その第九には「禅」の精神が取り込まれています。

中世ヨーロッパではカトリック教会の力は絶大でした。人間は生まれながらにして罪を背負ってこのに顕れ、神の赦しを請うために善人として生き、天国行きのチケットを手に入れようとします。教会は教会に蓄えられた聖人の功徳分与を考案し、信者の罪を免除してくれる贖宥状(免罪符)を発行しました。

絶望的ですねw 生まれながらの罪人、行きつく先は天国か地獄。一方通行の片道切符です。同じ頃、東の地ではメテンプシコーシス(metempsychosis)/リーンカーネイション(reincarnation)グルグル観覧車に乗るように、人は生まれ変わるんだという思想が広まっていました。

乱暴な表現をすると、西洋はライン思想、東洋はサークル思想、みたいな感じでしょう。知らんけどw 第九に話を戻すと、第九の最後の楽章には歌が入ります。「歓喜の歌」とても華やかで、勇ましく、兄弟よ手を取り合おう!という博愛の歌でフィナーレを迎えます。

ヨーロッパでは、既に地獄を抜け出し苦難のない楽園に辿り着いたようですね。一方、アジアと云えば、第八キタ~と、まーだグルグル輪廻にはまってまんがなでんがなw ほんま、はよ第九にいきなはれw
W1024Q85_AdobeStock_301886021.jpeg京都アーユルヴェーダ
ルードラ・アロジアム・ジャパン
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