📕日記
2023-03-01 19:29:00
国宝とは何者ぞ(1則)
「出生率低下が想定していたよりも10年早く到来してしまった、危機感もって」とゴシップサイトで主要記事にランクインされていたニュース。国の礎を10数年単位でしか考えられないとは、呆れてモノが言えません。
日本仏教の母山でもある比叡山延暦寺(天台宗)では、千数百年前、既にこんな経略を出していました。
伝教大師(最澄)は延暦7年(788)に比叡山を開創され、入唐帰朝後の弘仁9年(818)に『山家学生式』の学則を制定されました。厳しい精進と体験をもとにした、宗教の実践と指導的な立場にたつ人材の育成が目標です。
大師はその際に「国宝とは何者ぞ、宝とは道心なり、道心ある人を名づけて国宝となす」、「己を忘れて他を利す」人、「一隅を照らす」人、「能く行い能く言う」人を国宝となすという教育理念を樹立されています。(延暦寺学園より引用)
当時、年間で僧侶に成れる人数が定められていました。伝教大師は僧侶育成に尽力されておりましたが、この事は現代にも充分通用する内容だと思います。国宝とは何者ぞ、それは他ならない本日お越しいただいた「父の日キャンペーンもってけ男前!」さん達でしょうかw
さてさて、この後は、最澄さんもびっくりしはる内容に展開しそうなので、2則でお会いしたいと思います。さいなら京都アーユルヴェーダ
ルードラ・アロジアム・ジャパン
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